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コンクリート超音波試験機(パンジット)の巻

コンクリート超音波試験機(TICO)

コンクリート超音波試験機(TICO)

非破壊検査においてコンクリートの検査・調査は1930年頃から始まった。
我が国では1941年頃引き抜き試験として設計強度や配合を推定するための今で言うところの微破壊試験であった。
今回紹介するパンジットも1950年頃アメリカで始まった強度推定を行う非破壊試験機として発達したとされる。
アイペックでは、1997年にパンジットを購入した。当初はコンクリートの状態を超音波の伝搬速度からコンクリートの音速を計算しASTM規格(米国)・BS規格(英国)など評価値と比較する方法、ひび割れを挟んでの超音波伝搬時間を測定することでひび割れ深さを調査する方法などの調査を建築構造物や土木構造物の豆板などの施工不良の範囲を調査することが多かった。

今回紹介するパンジットPL-200は2017年4月に購入した最新鋭機。表示装置にタッチパネル式カラー液晶を採用した最新型の超音波試験機。波形を画面に表示する機能を有し、ゲイン、パルス電圧などの変更も可能。
今まで伝搬時間の安定性をデジタルで表示される数値のバラツキで調査のデータの良し悪しを判断していた。パンジットPL-200は、波形を確認することができるため調査データの良し悪しの判断を波形の形状、強度等で行える。
そのため、今まで調査が困難であった構造物の調査や調査後に調査対象構造物の一部を壊して行った確認作業が少なくてすむなどの利点が期待できる。ただ、設定を無闇に触ることで失敗しないように調査を行う技術力も必要だ。

パンジットPL-200 あいぺんくん

パンジットPL-200の特徴

(販売元:エフティーエス株式会社HPより)

ゲイン、パルス電圧が変更可能
コンクリートの表面状態等にあわせて調整できます。
伝播時間、伝播速度、コンクリート強度、弾性係数などの測定が可能
いままで弾性係数を調査する頻度はあまりありませんでしたがこれからは・・・。
用途に合わせたさまざまな測定モード
モードチェンジによる変形合体はありません。
大容量のメモリ(8GB)
調査のための多くのデータをとることができます。
データ処理ソフト
まだ、使いこなせていません。英語が難しい。これから、これから。
さまざまなトランスジューサーを取付け可能
まだ標準トランスジューサーしかありません(汗)
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