非破壊検査においてコンクリートの検査・調査は1930年頃から始まった。
我が国では1941年頃引き抜き試験として設計強度や配合を推定するための今で言うところの微破壊試験であった。
今回紹介するパンジットも1950年頃アメリカで始まった強度推定を行う非破壊試験機として発達したとされる。
アイペックでは、1997年にパンジットを購入した。当初はコンクリートの状態を超音波の伝搬速度からコンクリートの音速を計算しASTM規格(米国)・BS規格(英国)など評価値と比較する方法、ひび割れを挟んでの超音波伝搬時間を測定することでひび割れ深さを調査する方法などの調査を建築構造物や土木構造物の豆板などの施工不良の範囲を調査することが多かった。